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乾めんの館 製麺技術検定制度の発足
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手延べそうめんをはじめとした乾めんの製造は、熟練した職人の手作業に大きく依存してきました。技術の進歩に伴い、作業の機械化が進んでいる昨今、それでも製めんには今でも一定レベルの技術が必要とされている現状は変わりません。

しかしながら、少子高齢化が進む中で、若い労働者が減少し、技術を習得する人材の確保が困難になっています。こうした状況に基づき、乾めん製造技能者の技術向上を図るため、国家検定試験制度として技能士検定制度を導入し、昭和58年から機械式乾めん、また平成5年からは手延べそうめんについて、それぞれ技能検定が実施されています。
豆知識
ペーパーテストの内容
機械製めんの試験で行われるペーパーテストには以下のような問題が出題されます。
与えられた製造条件下における使用機の選定、ゆで時間短縮に有効な方法、乾燥時に麺線の裾が湾曲する原因、食塩の効果及び乾燥と食塩含有量との関係、品質管理上のポイント等。

試験の日程
1年を前後期に分けて、毎年1回実施されています。手延べそうめん類は前期。機械製めん類は後期に行われます。

試験の内容
検定試験は学科試験と作業試験が行われます。
機械乾めんの実技試験は製造の全ての作業について行うのは時間的に不可能であるため、実際的な判断などを試験する要素試験とペーパーテストを行います。
手延べそうめんについては要素試験のみ行い、ペーパーテストは省かれています。

実技試験の一例
※内容は毎年変更されています。
機械製めん
(乾めん製造作業)

要素試験
圧延切り出し機のロール操作 10分
塩水の調整 10分
原料粉の判定 3分
めん帯の加水率の判定 3分
切刃番号の判定 3分
めんの乾燥の判定 5分
めんの水分判定 25分
ペーパーテスト 1時間

手延べそうめん類製造作業
第一作業
(打ち切り時間40分)

めん帯(板切りの状態)を支給。
1.油返し 2.細目 3.こなし

第二作業
(打ち切り時間1時間40分)

めん紐(掛け巻きの状態)を支給。
1.小引き
2.室箱(熟成)
3.乾燥作業(門干し)

<学科試験>
食品全般及び専門の知識を試験する。