
生地を作るために小麦粉と食塩水をこねて熟成させます。その後、踏み板の上で足踏みして8mm程の厚さの円盤状になるように延ばします。
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包丁か鎌で円盤状の生地に渦巻状に切れ目を入れ、帯状にします。これを板切り機に何度か通してひも状に延ばします。
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ひも状になった生地の表面に食用油を塗り、よりをかけて引き伸ばしながら木桶の中に渦を巻くように重ねてます。
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3〜5時間ほど桶に入れた状態でねかせ、もう一度油を塗りながら細目機にかけて少しずつ延ばしていきます。
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4の作業を繰り返し、太さが7〜8mmのになったら掛け巻き機にかけ、2本の細い竹の棒の間にひも状のめんを、八の字の形にあやがけして引き伸ばします。
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あやがけしたものを二つ折りにして室箱で寝かせ、片方の棒を固定したままもう片方を数回引っ張り、細長く引き伸ばします。
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めんをはた(織)にかけて、さばきという大引き(箸わけ)を入れて、間隔が2mくらいになるまで2本の竹の棒を引き伸ばします。
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屋外で天日により自然乾燥させるために屋外に出し、天日にさらします。めんの表面の乾燥が早すぎる時はいったん室内に入れて調整します。
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箱詰めするためにめんを一定の長さに切断して、結束し、箱に詰めます。
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箱詰めしたものは梅雨期を過ぎるまで倉庫内で保存されます。これがそうめん特有の「厄(やく)」という熟成で、めんが発熱し、よりいっそう水分と小麦粉のなじみがよくなるのです。
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