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姫路の菓子作り
江戸時代から続く、姫路の菓子作りについて学びましょう。

流通の仕方で分けると二つの分類ができ、この分類に沿って、菓子企業の形態を二つに分けることが出来ます。
まずは「流通菓子」といわれる菓子です。流通菓子は菓子の製造企業から卸等を経て小売業を通じて消費者に販売されている菓子のことを指します。これら流通菓子は町のスーパー、コンビニなどで販売されています。このような流通菓子の製造企業数は、平成22年には、従業者4人以上で8,229事業所となっています(経済産業省の「工業統計(品目編)」より)。従業者規模別では、従業者4〜9人の事業所が4,236事業所で5割以上を占めています。従業者30人以上の事業所数は1672事業所で、2割となり、小規模企業の割合が高くなっています。

そして次に、菓子の製造とあわせて小売も行う、製造小売されている菓子です。町の和菓子屋やケーキ屋のように、店の中で菓子を製造し、店頭で販売するという町でよく見かける形態のものです。こういった産業構造では技術の革新や合理化が難しく、昨今の菓子の国際化の中での競争力も強いとはいえません。しかしながら企業独自の技術や製品で消費者の強い支持を得ることも出来るのです。

品目別・従業者規模別事業所数(平成20年工業統計「品目表」より)
  4〜9人 10〜19人 30人〜 合計 割合
(%)
洋生菓子 833 667 487 1,987 24.1
和生菓子 1,682 900 433 3,015 36.5
ビスケット
干菓子
566 358 221 1,145 13.8
米菓 399 159 143 701 8.4
飴菓子 192 49 67 308 3.6
チョコレート 58 31 100 189 2.2
その他の菓子 247 219 221 946 11.4
合計 4,236 2,321 1,672 8,229 100
(割合) 51.5 28.2 20.3 100  
町の小さなお菓子屋さんが支える菓子産業 菓子産業