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姫路のマッチ作り 西播磨地域の地場産業 マッチづくりについて学びましょう。
 
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日本のマッチ産業

マッチ産業から複合産業へ

 日本製のマッチは種類の豊富さ、品質やサービスに優れている為、世界各国からの広告マッチの受注が多いです。現在日本マッチ生産量の2割は輸出向けで、主にヨーロッパ、米国に輸出しています。

 マッチの需要は減少傾向にありますが、業界では早くから経営の多角化を図り、かつてマッチ産業が育てた土地・技術・販路の資産を有効に活用し、消費者のニーズに沿った商品の開拓に取り組み複合産業へと展開しています。

 マッチ製造で培った印刷技術を生かした分野としては、各種印刷事業、紙器の製造、生活日用品雑貨への名入れ、土地を活用した分野としては、テニスクラブ・スポーツ施設・駐車場などを展開し複合産業へと発展しています。

西播地域のマッチ産業

国内の約80%を生産

 明治維新直後、失業士族救済、国内産業振興のため、全国各地にマッチ工場がつくられました。

 兵庫県では姫路の就光社、尼崎の慈恵社が設立されましたが明治10年〜20年に起こった経済恐慌には持ちこたえる事が出来ませんでした。そのため職員がそれぞれ「独立」をし神戸、大阪にマッチ工場をつくり、日本を代表する貿易港である神戸港からマッチが輸出されるようになりました。
神戸で造船・鉄鋼・ゴム製品などの工業が発達するとマッチ生産の中心が西へ移動し、現在は姫路地域で国内の約80%を生産しています。

兵庫県の姫路地域の地場産業として発展した理由。

  1. 日本を代表する神戸港に近く「原材料の輸入」「製品の輸出」に有利。
  2. 雨が少なく温暖な「瀬戸内海性気候」が乾燥工程の多いマッチの製造に適していた。
  3. 新しいものに取り組もうとする「播州人」の気質があった。
  4. 地域に工場が少なく、働きたい人が多かったので人を集めやすかった。

企業数・従業員数・生産高
年次 企業数 従業員数 生産数量 生産金額(百万円)
7年 27 729 54,878 60,979 6,097 6,678
8年 27 708 53,645 58,886 6,139 6,636
9年 27 723 50,475 55,185 6,647 7,147
10年 27 688 47,116 51,650 7,107 7,659
11年 27 599 43,259 47,794 6,556 7,087
12年 25 556 39,701 43,930 6,006 7,087

※生産数量の単位はマッチトン
マッチトン とはマッチの計量単位です。 1マッチトンは並型マッチ(56×36×17m/m)で7,200個。

企業の地域別分布状況
地域/区分 姫路市 明石市 神戸市
企業数 18 3 2 23
従業員数 487 48 21 556
生産数量 33,059 5,771 871 39,701
生産金額(百万円) 5,162 697 147 6,006

※生産数量の単位はマッチトン

製品の流通状況 国内71.9% 輸出28.1%
国内 地名 東北・
北海道
関東 中部・近畿 中国・四国
・九州
小計
数量 3,845 9,167 10,350 6,210 29,572
金額(百万円) 561 1,339 1,512 907 4,319
比率% 9.3 22.3 25.2 15.1 71.9
輸出 地名 ドイツ 米国 オーストラリア その他 小計 合計
数量 2,782 2,637 1,376 3,334 10,129 39,701
金額(百万円) 464 439 229 555 1,687 6,006
比率% 7.7 7.3 3.8 9.2 28.1 100.0
※数量の単位はマッチトン