
現在、高度な屋根葺き技術を必要とする住宅の減少や、建築様式の洋風化や、マンションなど、瓦を必要としない住宅が増加していることから、生産量が減少の一途を辿っているのが現状です。
しかし瓦業界では、瓦の特徴である、「不燃・耐火材・通気性の良さ・断熱・調湿性の良さ・凍害への強さ・太陽熱や雨に対する高い耐性」を生かし、「瓦」を屋根以外の分野への進出できるように仕掛けています。
姫路の瓦業者でもいぶし瓦の特徴を生かした製品開発に乗り出しており、縁起物の置物や花瓶、小物、アクセサリー、コースター、一輪挿しなどの他に、いぶし瓦を地面に敷き詰め、純和風庭園や、和モダンなデザインの新たなガーデニングを提案したりと精力的に活動しています。
また、地球温暖化対策が叫ばれている昨今、粘土瓦は天然素材のみで作られ、有害物質を含まず、廃棄時には土にもどり、自然環境と調和するエコロジーにも優れた建築資材であることから注目を浴びています。