一昔前、ウッドヘッド素材の主流はパーシモンと呼ばれる柿の木だった。
しかしそのクラブは木製であるが故に、壊れやすく、故障しやすかった。
そんな状況を憂慮し、一人の男が立ち上がった。
当時では全く考えられなかったプラスティック形状のヘッド、俗に言う「カーボンヘッド」の生みの親。
彼の生み出したカーボンヘッドは、瞬く間に一世を風靡し、多くのユーザーに親しまれた。
その後、カーボンからチタンにその素材の主流は変わる。
男はその流れの中でも自身の鬼才を発揮する。
現在のアイアンヘッド形状の主流となる「キャビティバック」。
その「キャビティバック」を生み出したのも、他ならぬ彼である。
これにより従来のヘッド形状と比較して、より安定した方向性と打球の上がりやすさが
約束されることとなる。
ゴルフクラブ製造のパイオニアとして注目され続ける彼が、今なお追い求めるもの、
それは素材か、形状か。
いやそれとも全く新しいゴルフクラブの在り方かもしれない・・・。
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