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クッション、革バッグ講座
レザーウェア講座
あまり革でバッグを作ろう
ギャラリー
道具ご紹介

A日程…2月19日(土) ・20(日)・26(土)
B日程…2月21日(月) ・24(木)・28(月)
C日程…3月5日(土) ・6(日)・12(土)
時 間/10時〜16時(1時間休憩有)
場 所/姫路市二階町77 POSHビル 2F 「ペッレ クラッセ」
受講料/¥9000(材料費込)
講 師/福山登先生 ※取材はC日程…3月5日(土)・6(日)・12(土)
レザーのスカート…というとしっかり素材のタイトスカートを想像しますが、ペッレ クラッセのレザーウェア講座では、しなやかで布地なみに柔らかなドレープが美しいスカートを作ることができるのです。姫路だけでなく、加古川、山崎などからも希望者が集まって製作を楽しみました。福山先生の人柄もあって、初日から和やかな雰囲気。初対面とは思えないまるで仲の良い家族の団らんのようなあたたかな印象のスタートでした。スカートやベストと同じ生地ののミニバッグも同時に作るというちょっとお得でオシャレなおまけもついてます。それでは当日の模様と、少しずつウェアが出来上がっていく様子をご覧下さい!
(株)ダイワ社長。自ら経営するレザー教室「ペッレクラッセ」をじばさん事業の講座会場として開放。講師としても協力・参画を快諾してくださいました。
福山登先生


出来上がり見本を見て、作りたいデザインと、使用する革素材を選びます。短い丈のタイトタイプとロングのフレアタイプなどの中から選びます。「私はグレーがいいな」「スマートに見せたいから絶対黒!」色んな意見が飛び交いました。
「この素材ならキレイなドレープがでるから活かした方が良い。このタイプがおすすめですよ。」などと、先生と打ち合わせしながら合わせてみます。「なかなか良いデザインですねえ。裾のフレアもちょうど良いし、これに決めます。」と、参加者Cさん。

失敗しても糸をほどけば済む布地と違って、革素材は一度針を通すと跡が残ってしまうので失敗が許されません。本番に入る前に、端切れなどを使い自信がつくまでミシンを使う練習をしました。みんな、おっかなビックリですが少しづつ機械に慣れていきました。

さて、各々のサイズを採寸し、薄い専用の紙で型紙を作ります。この型紙を使い、4枚はぎ、8枚はぎなど出来上がりに合わせた枚数を切り出すことになります。

実際に革素材に乗せて切り出していきます。プリント素材の場倍、柄の出方や方向、縫い目の位置にも注意しないといけません。
パーツをつないでミシンで縫い合わせて行きます。縫い代は左右に開いて金づちで叩いてならしてなめらかにしていきます。革を傷つけないように力加減に注意をしてリズミカルにトントンと叩いていくのがコツです。


スカート本体のパーツを全てつなぎ終えて、縫い代をならす作業を済ませたら、次は裾の処理に入ります。細い手芸用の両面テープを丁寧に貼り付けていきます。カーブの所は力に強弱をいれてなめらかに仕上げます。

テープを一周張り終えたら、テープの裏紙をはがしながら折って巻き込んで行きます。終わったら、生地と同系色の糸でミシンをかけていきます。

本体の生地と同じ様に、裏地をつくります。「革素材より、裏地はふにゃふにゃ柔らかくてミシンがかけにくいです。」と、cさん。

悪戦苦闘しながらも、がんばって完成間近。「ほら!だいぶ出来てきました。」安堵の表情が浮かびます。 裏地と本体を合体させて、ファスナーも取りつけます。かなりスカートらしくなってきました。これからベルトの部分を製作します。

ベルトの型紙も各々のサイズを出して作っておき、革にあてがい重しを乗せます。

アタリをつけて切り出す前の下準備を整えておきます。
ちゃんと定規をあててカッターで切り出します。直線ですし、先生の手さばきを見ていると簡単そうですが、慣れない参加者にとってはやはり緊張する作業です。

ベルトに芯を入れてから本体に取りつけました。着心地を考えてベルトの芯に一工夫をし、一部にゴムを入れることも可能です。


ベルト部分にボタンホール専用のミシンで、ボタンホールをこしらえ、ボタンも取りつけます。
見えにくい部分ですがキレイに仕上げたい所。やはり、失敗を避けるために端切れで何度か練習をしましょう。



ボタンの替わりにスナップを使った処理例です。他に、フックをつける方法も。
「私はこのタイプにしたんですよ。」cさんの作品は、ベルトを内蔵して縫い目を表に出さないタイプ。なかなかスッキリとした仕上がりです。


デザインや素材によっては、裾の裏側の処理も丁寧に美しく。目立たない部分にも職人芸を感じさせます。

全員の作品が出来上がりました!皆、満足の表情です。やり直したり何度も聞き直したり、お互い助け合ったりと充実した内容の講座を無事に終えることが出来ました。
中にはちゃっかりと「難しいポイントは先生に任せてしまったの!(笑)」なんて方も。実は当初の予定の3日間では収まらず、「慌てるより、じっくり丁寧に教えたいし、作ってもらいたい。みんなに喜んで帰ってもらわんと意味がないしね。」と、いう先生の好意により補習の1日を追加してもらったというエピソードも。 
「途中、自信がなくなりかけたけど、みんなと楽しくできたから、がんばれたわ。」「先生、ほんとうにありがとうございました。」「良い生地で珍しい柄のスカートだから、この辺の誰も履いてないから自慢の品になるよ。」終始和やかで微笑ましい講座なのでした。