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健康

日本酒に秘められた健康効果

長寿の秘訣は適量の飲酒
 

米国保険科学協議会では、毎日飲酒する人の方が全く飲まない人より死亡率が低い、という調査結果が報告されています。40〜64歳の男性約1600人を対象に、日頃の飲酒量と死亡原因を10年間観察した結果、日本酒換算で0.4〜1.5合程度のお酒を毎日たしなむ群の死亡率が最も低く、禁酒群と大酒群の死亡率が高い事が分かりました。
また、適度のアルコールを飲むことによって心臓病などの循環器系疾患の発病が抑えられ、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)が予防されるとされています。アルコールには、善玉コレステロール(HDL)を上昇させる作用、血小板の凝集を抑制する作用や、さらにはストレスを軽減する作用があることが報告されています。

糖尿病とは関係ない?
 

インシュリンが少なくなると血液中のブドウ糖がうまく代謝されなくなり、糖尿病になります。この糖尿病を防ぐインシュリンに似た物質が、酒粕抽出物や生酒から発見されました。また、近年の研究では、日本酒には高血圧予防効果、健忘症防止効果、骨粗鬆症予防効果などがある事も分かっています。

女性の味方? 美肌効果
 

日本酒を飲むことによって体温が平熱より2度ほど高くなる状態が続き、皮膚の血液循環がよくなって肌も綺麗になりますまた、コウジ酸が細胞の老化を防ぎ細胞を活性化してくれています。コウジ酸とは、麹菌が米のでんぷんを糖分に変える過程で生み出される抗酸化物質の一種で、 しみやほくろの原因になるメラニン色素の生成を抑え込む働きがあります。 それゆえ、コウジ酸は昨今のホワイトニング化粧品の成分として使われています。米どころ、酒どころには色白美人が多いという話はこういう根拠に基づいていたのです。

実は肝臓に優しかった?
 

酒の飲み過ぎが原因とされる肝臓の病気に脂肪肝がありますが、日本酒の中にグルタチオンというアルコール性脂肪肝を防ぐ働きを持つ成分が見つかりました。
また、日本酒には肝機能障害を抑制する効果があることも分かりました。酒の種類と肝硬変の関係を調べた研究で、日本酒だけが男女共強い負の相関関係があり、結果を見るとガンや肝硬変での死亡率が低くなっています。焼酎の消費量の多い九州より、日本酒の消費量の多い東北の方が肝硬変の患者数が少ないという結果も出ています。
ただ、日本酒を飲めば肝臓が健康になるというわけではないので、適量の飲酒を心がけてください。

日本酒風呂で血圧を下げる
 

37度くらいのぬるめのお湯に適量の日本酒を入れ、それにゆっくり浸かり体を温めることで血圧を安定させます。お風呂から上がって20分経過しても平常時よりも血圧が低く保たれていることが証明されています
ただし、酒を飲んでからの入浴は心拍数の上昇や血圧の低下を招き、非常に危険ですので気をつけてください。