紅茶を飲みすぎて、寝つけなかったその晩、傍らに置いていた「やまももワイン(高知産)」をあけて飲んでみた。
その「ワイン」は、ぶどうが原料ではなく、「ヤマモモ」から作られたアルコール度数が12度のリキュールだ。
軽やかで、シャンパンのようにスッキリしていたので、気がつけば500ミリリットルビンが空になっていた。
ワインと言えば、2013年に、「ソムリエ世界大会」が東京で開催される。
大会の実現に向けて、国際ソムリエ協会会長の「田崎真也」氏が、精力的に各国を飛び回っておられる。
ワインの消費量と言えば、長い間フランスが世界一だったが、「ワシントン・ワイン(高品質で求めやすい価格帯)」の人気と相まって、今年はアメリカが世界一になるだろうと言われている。
近年わが国でも、北から南の各地で次々と「ワイナリー」が誕生して、それぞれの風土で培われた、オリジナル性のある「ジャパニーズワイン」が話題となっている。
先の「やまももワイン」は、「安芸駅ぢばさん市場・(社)安芸市観光協会が運営」の物販場で見つけた。
そこでは、予期せぬ出会いがあった。
「こちらのゾーンが、寂しいので…」という店長とスタッフたちの要請で、さっそく「テーブルコーディネイト」のOJTに入った。
必要な品々をピックアップしていると、なんと…それらの中に「揖保乃糸」が!
2ヶ月ほど前、「播産館」でのVP作業中に私の手に触れたばかり。まさか、「土佐」にきてその白い容姿に巡り会い、販促のサポートをさせていただくとは…。
「赤い糸」ならぬ運命の「白い糸」か?
播磨への想いを巡らせながら、売場の模様替えにいそしんだ。
「たつの市」と「安芸市」とは、「童謡」つながりの姉妹都市だから、そのご縁でお取引をしているそうだ。
務めを終えた後、「観光客の方々に人気のアイスクリームです。…どうぞ」と頂いたものは、「焼きなす味(?)」のアイス。
乾いた舌に、「焼きなす味」の香りが漂うそれは、絶好のカンフル剤になった。
〜商いのエッセイスト〜
ドミナント代表